第四次産業革命とも呼ばれるAI分野はビジネスにおいて大きな影響を与えつつあります。今回は増加しつつあるAI特許面からとAIを利用したソフトウェアの開発に関する契約に係関してから、従来にはなかった各事例をご紹介しながら、弁理士と弁護士が基礎編としてセミナーを実施します。AI分野の事業展開を行う企業や、導入を検討している企業に有用な内容です。また、コンサルタントがクライアントの知財戦略をサポ—トする際にも活用できる内容となっています。
開催概要
第1部 「AIと特許(基礎編)」
第四次産業革命とも呼ばれるAI分野の急速な技術の進展は、ビジネスの広範な領域に大きな影響を与えつつあります。また、AI関係の特許件数は増えており、特許の面からも、ビジネスへの影響が大きくなっています。本セミナーでは、AI分野における最新の特許の事例を交えながら、AIに関連する事業を行う企業にとって必要な特許に関する基礎的事項を解説します。
1.AI分野の特許出願動向
2.AI分野の特許事例
3.AI分野の特許対象
4.AI分野の発明発掘
5.AI分野の特許出願のポイント
6.事業ステージに合わせた特許戦略
第2部 「AIとソフトウェア開発契約(基礎編)」
AI技術が発達するにつれ、AIを利用したソフトウェアの開発事例が増えています。AIソフトウェア開発には、従来型のソフトウェア開発には見られない権利関係、責任関係などの法的問題が生じうると指摘されています。そこで、経済産業省が作成した契約ガイドラインをもとに、具体的な条項例を挙げて、AIソフトウェア開発契約に係る法的リスクとその軽減方法を解説します。
1.AIソフトウェア開発の類型
2.AIソフトウェア開発の法的問題点
3.契約リスクの洗い出しと軽減方法
4.AIソフトウェア開発契約の主な条項例
開催日時:
2019年3月28日(木)
14:05 受付開始
1部 14:20~15:30「知財セミナー」
2部 15:40~16:50「法務セミナー」
開催場所:
東京都品川区東五反田2-3-5 五反田中央ビル
スタンダード会議室 五反田ソニー通り店 6階E会議室
※JR山手線五反田駅東口徒歩3分 1階は「スーツのはるやま」
参加費:
無料
対象:
企業内法務・知財業務に携わる方(法務、知財ご担当者、開発ご担当者、企業経営者様)、経営コンサルの方
お申込み方法:
企業名・ご出席者名、メールアドレス、参加希望のセミナー名をご記入のうえ、お申込みフォームから、または、メールかFAXでお申込みください。
E-mail:info@clip-jp.org
FAX:03-3493-2008
講師プロフィール
第1部
IPP国際特許事務所所長・弁理士 松下昌弘
これまで多くの中小企業の知財業務に係わり、数々の成功する企業と失敗する企業の実態を目の当たりにしていく。その中で、成功している企業には、ある共通点があることを発見する。
知財業務で「勝ち組企業」に変える知財戦略コンサルタント。各種協会、企業、大学でのセミナー講演[A3] 150回以上。
日本弁理士会、アジア弁理士会、国際商標協会INTA 会員
日本薬科大学客員教授、早稲田大学大学院理工学研究科電気工学専攻修了
パラレルプロセッサ―のコンパイラの開発
[実務経歴]
企業知財業務のコンサルティング、教育、特許・意匠・商標・不正競争防止法に関する係争、訴訟、差止事件、知財価値評価、調査、契約、発明創出支援
[主な著作]
『中国知的財産管理実務ハンドブック』(中央経済社)、『知財紛争トラブル100選』(三和書籍)
第2部
㈱プロファウンド 代表取締役 石橋 秀喜
[実務経歴]
東京都庁、オリンパス、アクセンチュア、アルプス電気、IPトレーディング・ジャパン等を経て、プロファウンドを設立。大手企業の法務責任者としての豊富な経験をもとに、企業の法務の支援をしている。
米国ニューヨーク州弁護士、米国公認会計士、米国経営学修士(MBA)、行政書士。民間・公的機関主催のセミナー、社内研修講師の経験多数。
[主な著作]
特許小説『パテント トロール』